ShelfStream 自炊ガイド · 全9回

自炊した本を、置いたまま読む|ShelfStream

自炊したファイルが数十GB以上に育つと、読むたびに「どの巻を端末へ入れるか」を選ぶところから始まることになります。この詰まりは、ビューアを変える前に、形式・名前・置き場所・共有方法の4つで決まります。このシリーズは、その4つを1つずつ揃えて、置いた場所から直接読める状態にするための実践ガイドです。

手持ちのファイルとパソコンだけで実行できる方法から先に書いています。道具が必要になる段階と、必要にならない段階を分けて書き、ShelfStream が向かない場合もそのまま書いています。

第01回

自炊した本が持ち出しにくいのはなぜか — 形式・名前・置き場所・共有の4つの分かれ目

自炊ライブラリが持ち出せなくなるのは、ビューアではなく形式・名前・置き場所・共有方法の4つで詰まっているから。4つがそれぞれ何を分けるのかと、自分がどこで詰まっているかを1冊で特定する手順。

自炊ライブラリを持ち出せるかどうかは、ビューアより先に、形式・名前・置き場所・共有方法の4つで決まる。

第02回

1ページだけ読める本、全部読まないと開けない本 — 自炊ファイルの形式が後から分けるもの

ZIP と CBZ は末尾に目次を持ち、1ページだけを取り出せる構造になっている。その仕組みと、自分のビューアがページ単位で読んでいるかを待ち時間・通信量で確かめる3つの手順。

ZIP と CBZ は書庫の末尾に目次を持ち、各ファイルの開始位置が引けるので、1ページだけを取り出せる(PKWARE APPNOTE.TXT §4.3.6 / §4.3.16 / §4.4.16)。

第04回

見開きは、いつ分けるか — スキャンのときか、読むときか

見開き原稿は1枚の横長画像として保存される。スキャン時に分けるか読むときに分けるかを、元データ・複数ビューア・見開きの割合という3軸で決める。取り消せるのは片方だけ。

見開きは左右2ページぶんが1枚の横長画像として保存される。どちらの方式も「分ける」ことは同じで、違うのはいつ分けるかだけ。

第06回

家の本を、外から読む前に — 通信が暗号化されるかで共有方法を選ぶ

家の外から NAS を読むと、経路は自分の管理外を通る。SFTP・WebDAV・FTP を暗号化の有無で比べ、ポートを開ける前に VPN を検討し、読み取り専用ユーザーを作るところまで。

家の外から読むと通信は自分の管理外を通る。軸は「つながるか」ではなく「途中で読まれても困らないか」に変わる。

このシリーズを書いているのは

Remosia Co., Ltd が開発する iPhone / iPad 向けアプリ「ShelfStream(シェルフストリーム)」のチームです。自炊した漫画・書籍を、クラウドや NAS に置いたまま端末へコピーせずに読むためのビューアで、独自のバックエンドは持ちません。